《11月の会報告》

朝晩がとても寒くなりました。

11月19日(日)は、失語症の会のミーティングでした。

様々な体験をすることで、より深く物事を理解できるようになると改めて思った日となりました。


日時:11月19日(日)13:30~15:30

場所:ラポールひらかた 研修室3

参加:3名

内容:会の発足に向けて会則内容を検討しているところですが、11月の会は役員をしてくださる方が十分集まらず、詰め切ることができませんでした。こればかりは仕方ないですね。焦ったところで物事は動きませんので、この件については次回に持ち越すことに致しました。一方、会に出かけてくることはまだ叶っておりませんが、ケアマネージャーの方が協力者として名乗りを上げてくださっているので、その方にも作成中の会則に目を通していただこうと思っています。

さて、この日は初参加の介護福祉士の方がいらっしゃったので、失語症者が置かれている現状についてやその他、そして当事者の方が感じている社会的状況についてなどの情報交換をしました。

また、脳血管障害を患うことで失語症以外の高次脳機能障害が残ることがありますが、そのうちの「脱抑制・易怒性、固執性」などについても学ぶ機会があり、あっという間に時間が過ぎていきました。

この「脱抑制・易怒性」が現れるには、表現される激しい言動の奥に不安感や焦燥感といったモノがあるようなので、もし易怒性が現れたときには、次のような対応が望ましいようです。

(以下の対応方法は、様々な方からの聞き取りや易怒性が現れた時の対応について調べたことに加えて、独自に学んだことをまとめたものとなっております。必ずこのように対応すべきというものではなく、また「脱抑制・易怒性」が現れることを批判するものでもありません)


1.言動の一つひとつに動揺せず、落ち着いて対応すること。

2.その方を諭そうとしたり、その方の言動を否定しない。

3.その方の言いたい気持ちを受け止めるために話を最後まで聞くが、返答はいったん保留する。例:「何故、〇〇しないのだ!すべきだ!」に対して、「そうですね。そうかもしれませんね」といった具合に話は聞くけれど返答は保留。「では、〇〇します」という返答をして対応しても構わないが、事あるごとにその対応ではいずれしわ寄せが何処かに出てくることになり、事態は悪化していくことになります。

4.可能なら、その方の興味のある別の話をしてみるなど、気持ちをそこに留まらせない。

5.温かな飲み物を飲んでもらうなどして、落ち着かれるのを待つ。

6.日を変えるなど十分に落ち着かれてから、「脱抑制・易怒性」が現れるに至った不安感や焦燥感について話し合ってみる。具体的に何を見聞きしたときに不安などを感じたかが分かれば、対応できる。これはスグにわからないこともあると思うが、相手の気持ちに寄り添う・向き合う姿勢が大事かと思います。

7.上記の対応をする間に、もし身体的や精神的に危険を感じる場合には、無理をせず部屋を出るなど安心感を感じられるだけ十分物理的に離れること。

補足.普段から注意を払い、イライラし始めた時点でその方が興味を持っている楽しい話に切り替えるなど、周りからの対処が出来ると互いのためにも良いのかもしれません。


大切なのは今の自分が目の前の人と関わることなので、対応が難しければ離れる、言動の奥の声に耳を傾けられるならしてみるなど、自分自身に正直であること。

そして表面的な対応でその場を濁すことはしないこと。一時的にその場は凌げてもそれでは改善策を見つけるのはより難しくなっていきます。


「脱抑制・易怒性」により、譬えどれほど激しい怒りが表現されたとしても、それは一時的なもので、落ち着いてしまうと全くの別人のように穏やかな人格が戻ってくるということも学びました。


「体験は経験となり、宝となる」

生きてるって素晴らしいです。

失語症枚方 菊(聞く)の会

失語症(高次脳機能障害)を抱える方やそのご家族が自分らしさを取り戻して活き活きと生きていくために、集える場所。会として正式に発足を目指し、日本失語症協議会への加盟、失語症についての啓発活動や失語症意思疎通支援者養成講座なども開いていきたいと考えています。

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